夏バテを吹き飛ばそう!
暑くて過ごしにくい夏。熱さだけならまだしも、ジメジメ・ムシムシとした強い湿気も襲ってくる日本の夏はまさに過酷そのもの。そのため、夏本番を迎える頃には“からだがだるい”、“やる気が出ない”、“食欲がない”など、いわゆる「夏バテ」の症状で悩まれる方も多いのではないでしょうか。今年こそ、夏バテ知らずの元気なからだで過酷な夏を乗り切りましょう。
◇夏バテの原因とは?
東洋医学、漢方の世界では、からだの中で夏の過酷な熱と湿気によって一番ダメージを受けやすいのは「胃腸」だと考えています。夏バテの代表的な症状である“食欲がなくなる”、“からだが重だるい・全身の倦怠感”、“やる気が出ない・無気力”、“下痢・便秘”などは、実は漢方の目線から見ると、全て「胃腸の弱り」からくる関連症状。
つまり、漢方流に考えると「夏バテ」=「胃腸の弱り」といっても過言ではないかもしれません。
胃腸はからだを支える、元気の要です。そのため漢方では胃腸の健康を特に重んじます。疲れると食欲がなくなるように胃腸が弱くなります。実は逆もしかり。胃腸が弱くなるとからだはとても疲れやすくなり、元気も出にくくなると考えられます。