新型コロナウイルス感染症の経口治療薬対応薬局について

新型コロナウイルス感染症の自宅療養者等が外来診療後に外来処方として処方される場合に備えて、適切かつ迅速に、必要な治療薬を滞りなく提供できるように、地域の医師会・薬剤師会及び医薬品卸売業者等と連携して医療提供体制を整備することになりました。

松阪地区では、地域における新型コロナウイルス感染症の経口治療薬に対応する薬局として、センター薬局市民病院前店・済生会病院前店・中央病院前店が登録しました。

令和3年12月24日に新型コロナウイルス感染症の治療薬として経口抗ウイルス薬「モルヌピラビル」(販売目名  : ラゲブリオカプセル200mg)が特例承認されるとセンター薬局にも配分があり備蓄しました。

新型コロナウイルス感染症第6波の到来とともに、松阪地域の診療所等でも新型コロナウイルス感染症の患者さんが増加し、経口治療薬の院外処方箋が発行されました。

薬局では、医療機関からの処方箋FAXに基づき、経口治療薬を調剤します。経口治療薬が処方される患者様は、重症化リスク因子を有する等、医師が投与を必要と判断された方が対象となっています。患者様には、薬局へ来局せずにお薬をお渡しするために、お薬は薬剤師が患者様宅にお届けし、電話を通じて服薬指導を行い、定期的に投与後のフォローアップを行います。

なお、経口治療薬の供給量は限られており、安定的な供給が可能になるまでの間は一般流通が行われないため、このように医薬品供給が管理されるものかと思います。

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