研修について
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研修について
センター薬局は、松阪市民病院・済生会松阪総合病院・松阪中央総合病院の門前で開局しており、総合病院各科の医師の処方と様々な疾患の患者様、難病、がん、透析、また希少薬品等の調剤をこなしています。
昨今は、病院では専門性が発揮されるようになり、センター薬局でも専門疾患により深い知識をもった薬剤師の育成を目指しております。
例えば、在宅、吸入指導、抗がん剤治療、糖尿病疾患、漢方製剤といったそれぞれに専門のスキルを磨き、病院の医師・看護師等と連携して、チーム医療の一旦を担える存在でありたいと心がけています。
施設内には、54名収容できる研修室が整備してあり、定期的に全職員による研修会を実施しています。症例報告会、新規採用薬品研修会、病院医師との連携研修会、在宅研修会及び無菌室を利用しての無菌調整研修会等、現場に即して研修を受けることができ、研修内容が幅広く、奥深く、とても学術の研鑽に努める環境が充実しています。
また、薬剤師学術大会や資格取得のための学術大会にも参加しています。
薬剤師学術大会は、毎年10月の日本薬剤師学術大会、毎年12月の東海薬剤師学術大会に参加し、口頭発表やポスターセッションによる研究発表を行っています。
さらに、資格取得のための学術大会に参加することで、外来がん治療薬剤師、腎臓病療養指導士、スポーツファマシスト等といった専門的な資格を取得して、薬剤師としてのスキルアップを目指しています。
薬学生の実務実習受け入れについて
センター薬局では、薬学生の実務実習に対応できる認定実務実習指導薬剤師の資格をもった薬剤師が10名在席し、薬学生1人11週の実習期間、年間5名~8名の実務実習生を受け入れております。
松阪地区では、一人の学生に対してグループ(基幹薬局と支援薬局)で協力して指導にあたる体制をとっております。
また、薬局製剤に関するスポット的な支援実習や、休日夜間応急診療所における薬剤師業務の見学、地域保健・地域医療に関連する行政機関、医薬品卸業者に加え、地域包括関連施設における見学研修、地域住民に対する啓発活動への参加等も実務実習期間中に盛り込み、薬剤師業務に係る様々な体験をしてもらえるよう工夫を重ねています。
私達は、実務実習を受け入れることによって、指導薬剤師自身も学びを得ることができると考えています。学生を指導することは決して簡単なことではありません。しかも、どの学生にも有意義な実習だったと感じていただき、薬剤師となることに夢と希望を抱いて、大学に戻ってもらう為には、指導薬剤師自身が個々の業務をよく理解して自分のものとしていないと十分な指導をすることが出来ません。
指導薬剤師は、学生を指導した後も各自が反省や不足していた知識を再確認することで、指導薬剤師自身もレベルアップがはかれるものと頑張っております。