センター薬局 健康教室『物忘れ予防カフェ』を開催いたしました
令和8年9月15日(火)14時より、松阪地区薬剤師会館にて、地域住民の皆様を対象とした **センター薬局「健康教室」** を開催いたしました。
今回は「物忘れ予防」をメインテーマとし、センター薬局の薬剤師と管理栄養士がそれぞれの専門視点から、認知症の基礎知識や日頃の食生活による予防策、健康増進のための実践的なアドバイスをお伝えいたしました。
薬剤師講座:「物忘れについて」
講師:センター薬局 薬剤師(中山 優花)
加齢に伴う「単なる物忘れ」と「認知症」の違いや、早期発見の重要性について解説しました。
物忘れと認知症の違い
「朝食のメニューを忘れる」のは体験の一部を忘れている物忘れ(自覚があり進行が遅い)ですが、「朝食を食べたこと自体を忘れる」のは体験全体を忘れている認知症(自覚がなく進行が速い)のサインとなります。
早期発見の重要性(MCIについて)
65歳以上の7人に1人がMCI(軽度認知障害)、8人に1人が認知症と言われており、早期発見と予防への取り組みが重要です。
日常生活でできる予防法:
- 生活習慣の改善: 適度な運動、バランスの良い食事、禁煙、適量のお酒
- 趣味を楽しむ: 旅行、絵画、パズル、編み物、ボードゲームなど
- 五感を使う作業: 料理、音楽(聴く・歌う・踊る)、動物との触れ合い、家庭菜園など
- 人と関わる: 誰かと一緒に取り組むことで、より脳が活性化します。
薬局へのご相談
「残薬が増えてきた」・「薬の名前や飲む目的が分からなくなった」・「ご家族の様子や話し方が以前と違う気がする」といった変化を感じた際は、お気軽にセンター薬局までご相談ください。

管理栄養士講座:「食事の健康について」
講師:センター薬局 管理栄養士 大西 由華
脳の健康と深く関係する日頃の食生活について、手軽にできる予防のコツをご紹介しました。
「減塩」×「食事のバランス」
高血圧や生活習慣病を防ぐことが認知症予防へとつながります。香辛料や柑橘類で味
付けを工夫し、カリウムを含む野菜や果物を摂って余分な塩分を出す工夫や、減塩調
味料の活用が効果的です。
バランスの良い食事と「さあ!にぎやかにいただく」
主食・主菜・副菜2品・乳製品・果物を基本とし、「さ(魚)・あ(油)・に(肉)・ぎ(牛乳)・や(野菜)・か(海藻)・に(いも)・た(卵)・だ(大豆)・く(果物)」の10食品群から1日7種類以上を目指して食べることをおすすめしました。
脳の健康を支える栄養素と食事法:
- DHA・EPA(青魚): 脳細胞を守り記憶力を支え、脳の血流をスムーズにして老化を遅らせます。
- α-リノレン酸(アマニ油・エゴマ油): 体内でDHA等に変換されます(加熱せず生のまま摂取し、冷蔵庫で保存)。
- MIND食: 地中海食とダッシュ食を組み合わせたアルツハイマー病予防のための食事法で、緑黄色野菜やナッツ、魚などを積極的に摂り、加工肉や揚げ物などを控えめにすることが推奨されています。
脳活クイズ&おすすめレシピ
朝食でブドウ糖と同時に卵や納豆などのたんぱく質を摂ることで集中力が長持ちするこ
とを紹介し、オメガ3脂肪酸が豊富な「さばのホイル焼き」レシピをご案内しました。

センター薬局の取り組みとお知らせ
センター薬局では、「体調を崩してから薬局に行く」だけでなく、健康な時から気軽に健康の悩みや不安を相談していただける場を提供し、地域の皆様の病気予防に役立つ活動に取り組んでおります。
また、センター薬局では無料の栄養相談を随時実施しております。 「日頃の食生活を見直したい」「減塩の具体的なアドバイスが欲しい」など、気になることがございましたら、お気軽に電話または受付にてお声掛けください!






